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<コラム・巨象を探る>今後の米中経済関係を占う―摩擦激化の年だが、水面下ではガッチリ握手 - FX自動売買

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今年秋に中国最高指導者就任が確実視されている習近平国家副主席の米国訪問(2月中旬)は米中両国が関係強化を図る重要なイベントとなった。米国は最高級の厚遇で迎え、中国企業トップ多数が習氏に同行、米産品の大規模輸入商談が成立したほか、多くの経済案件で合意した。しかし、2011年に最大規模の対中貿易赤字を記録、今秋には米大統領選が控えているため、経済摩擦はさらに激化しそうだ。

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オバマ大統領は習氏との会談で「世界経済システムに入る者は誰もが同じルールに従う必要がある。米中間の貿易の流れをバランスの取れた形にしなければならない」とくぎを刺した。習氏の訪米の前日に発表された米政府予算案では、中国をターゲットとした新たな「貿易監視機構」設立のため、2600万ドル(約20億円)が計上された。

中国経済は景気が低迷する米欧日の苦境を尻目に拡大する一方。主要国の中で断トツのGDP成長率を継続、このままの成長が続けば8年後には米国を凌駕し世界一の経済国家になるとの予測もある。覇権国家・米国にとっては「目の上のたんこぶ」。しかも2011年の米国の対中貿易赤字は3000億ドル(約24兆円)と巨額に上っており、米国民のプライドを傷つけている。

こうした状況下、米国では今秋、大統領選挙が実施される。各候補者はこぞって対中経済問題を取り上げ、中国を激しく非難。貿易不均衡の是正など強硬な対中要求を公約に掲げており、「中国たたき合戦」の様相を呈している。対中融和派といわれるオバマ大統領としても、厳しい選挙情勢の中で対抗措置を取らざるを得ない。

習副主席とオバマ大統領らとの会談では当然、経済分野の案件が主なテーマとなった。米国側は、自動車、太陽光発電パネルなどの対中輸出増大を中心に貿易不均衡是正を要求。これに対し習氏は不均衡是正にかける努力を表明した。

中国は習氏の訪米中、(1)自動車保険市場の対外開放、(2)市場アクセスに対し技術移転を条件としない、(3)輸入関税の調整―など対米経済摩擦を和らげるための措置を打ち出した。米中が「輸出金融に関するガイドラインを議論するための国際グループ」設立で合意したことも注目点だ。訪米最終日に締結された米中合同貿易合意では「(中国は)国内経済の拡大と市場をより考慮した為替相場」を推進するとの文言が入った。

今回の習氏の米国訪問では、ワシントン、中西部アイオワ州、ロサンゼルスと米大陸を横断。多数の関係閣僚、政府高官、企業トップを帯同した。米国産品の輸入を推進するための大規模な商談が各地で行われた。アイオワ州では、農業関係者との接触に時間を割き、随行団が米国産大豆を買い付ける大型契約を結んだ。ロサンゼルスでは、米中の経済相互依存が進む現状を訴え、中国企業の対米投資を促進する考えを示した。習氏はブラウン・カリフォルニア州知事らと会談、対中貿易や投資拡大に向け、同州の中国事務所を開設で合意した。

長年にわたる米中間の懸案だった、中国側の米映画規制問題でも合意。米映画の対中輸出本数を50%以上増やすことが認められたほか、米映画会社が受け取る興行収入も分配率が引き上げられることになった。中国当局を窓口とした輸出だけではなく民間企業の交渉を通じた輸出も認可されることになった。大作映画だけではなく独立系映画の輸出も認められるという。米政府は今回の合意が米映画制作者に公平な収入をもたらし、雇用の確保に寄与すると成果を強調している。

習副主席は、米国の穀倉地帯のアイオワ州で開かれた米中農業シンポジウムに出席。「中国は食糧安全保障、および13億人の国民に対し十分な食料供給を確保することに大きな重点を置いている」と述べた上で、「中国は米国産の大豆や家畜向けの飼料などを必要としている」と強調した。習副主席に同行した中国大豆業者は2012年に40億ドル(3200億円)超の米国産大豆を買い付けると発表。同様の農産物買い付け方針の表明が相次いだ。中国による米国産大豆の2012年の買い付け高は1200万トンと、過去最大水準に達する見通しだ。米中両国は、長期的な食糧安全保障を最大の目標に据える5カ年の戦略的協力協定に署名した。

米国経済にとって中国の重要性は高まる一方。GMをはじめとする自動車ビッグ・スリー、キャタピラー(建設機械)、ボーイング(航空機)、アップル(IT機器)、IBM(コンピューター)などは中国市場向け輸出や現地生産が絶好調。マクドナルド、スターバックスなど外食チェーン、コーチ、ナイキなどブランド大手も中国の店舗が絶好調だ。さらにウォルマートはじめ米流通大手の扱い商品は大半が中国製。ウォルマートの中国店舗も急拡大している。

中国では富裕層、中間層が急拡大しており、経済再建を至上命題とするオバマ政権にとって、成長戦略上最大の輸出ターゲット国。米国債の最大の保有国でもある。このため「世界2大国の米中は表面上激しく争っているように見えるが、利害が絡み切っても切れない間柄。水面下ではガッチリ握手している」(国際コンサルタント企業首脳)というのが実情だ。
<巨象を探る・その13>

<巨象を探るはジャーナリスト八牧浩行(Record China社長・主筆によるコラム記事)>



(この記事は中国(Record China)から引用させて頂きました)


FXデイトレード、チャート解説20100218その3

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